すり鉢、で

お恥ずかしいことながら、ようやくすり鉢とすりこぎというものを買ったのは、それほど前のことではありません。

胡麻なら、すり胡麻を買っています。
ナッツ類なら、コーヒーミルで挽いています。
他のすりつぶしには、大小とあるフードプロセッサーに頼みます。
それで不自由はなかったので。むしろ、手間が省けて良かったので。

それでも、マクロビレシピを見れば見るほど、どんどん食べたくなって、作りたくなって、と加速がついていくうちに。
料理に費やす時間の温かさ。そんなものを感じるようになってきて。
”省く”ことが、イコール手際の良さ、という世間的な考えには、逆行するのかもしれませんが。

料理の時間を更に温かいものにするには、やはり”手”が必要で。
手、をかける。手数、を惜しまない。一手間、の工夫。
ようやく買ったすり鉢とすりこぎは、私のこの拙い手を、両方要求するもので。

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さっと湯通しした豆腐を、すりこぎで滑らかになるまですり潰し。
これに蒸したかぼちゃを加えて、更にすり潰していきます。
塩と米飴をちょっと、それにしめじと粉をざっと混ぜ、型に流しいれてオーブンで焼く。

中島デコさんのレシピで、かぼちゃと豆腐の卵焼き風。食事にもお弁当にも重宝する、優しく柔らかい味わいです。
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一旦すり鉢に惹かれてしまうと、もっともっとと拍車がかかる。胡麻でも味噌でもず~りずり、と、楽しく挽いて擂ってます。
たまに固めのところに当ると、ついムキになってごりごりとゴリ押ししてしまい、味を損ねてしまった気がして、後でしょんぼり。
新しいおもちゃを手に入れた、5歳児並の付き合いです。

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もう一つ、最近買ったもの。ル・クルーゼでセールだった、陶器製の小さなすり鉢セット。
味噌汁に味噌を入れる時、前はダイレクトにおたまの上で溶いたりしていたのですが(恥)、最近はこれに味噌を入れて、煮汁を少々加えて、丁寧に擂る、ということをやり始めました。
梅干をちょっと潰したり、葛粉を細かくしたりする、などにも、とても便利でありがたいのです。

料理を始めて何年も経っているはずなのに、まだまだ新入生以外のナニモノでもありません。
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by circle-base | 2008-03-23 08:39