天然酵母のパン、と

甘いもの、と、粉食品。
もっともっと減らさなきゃ、と思いつつも、なかなかできないものが、私の場合はこの2つです。
肉や魚は、食べなくても全然平気なんですが、子供の頃はお菓子が主食だった私には、どうしてもこの2つとは縁が切れません。

砂糖はそれでも、より穏やかな甘味料を使った、手作りのスイーツを増やしていくことで、少しずつ市販のお菓子を減らしていってはいるのですが。
というか、もっと食べたくても、ある程度食べると「舌が痺れる」という反応が出る身体になったので、そのおかげ(?)もあるのですが。

パンの置き換え、は、ないのですよねえ、これが。(がっくり)

朝食は圧倒的にパン食が多く、パン・フルーツ・ヨーグルトが黄金のトリオ、という生活を長い間続けていたので、すでに別れ難く結びついてしまっていて。オマエ切れてもワシャ切れぬ。
一度マクロビメニューに従った10日間の食事を実施した時、まず恋しくなったのがパンでして。食べたい、食べたい、でも我慢……とがんばって、10日のお勤め明け(刑務所か)に、噛みしめたパンの美味しかったことったら。
その時に、「あれ、思ったほど美味しくない?」となってくれれば成功だったのに。ちっ、と不甲斐ない我が身に対して、舌打ちばかりしています。

それでも正直に、この期間を終える頃にはっきりとあった、「体が軽い」という実感。
それがきっかけになったのか、やはり色々変わってきているのかはわかりませんが、ほんの少~~しずつ、パンを欲する気持ちは、以前よりは減りつつあるようで。
これだけパンに執着がある私達、数年後にはどうなってるかなあ、と、ちょっと楽しみでもあります。


しかし食欲は減っても、パンを作りたい気持ちは減らないもののようで。面白いなあ、料理への欲求と食欲って、同軸に立っていないんだなあ。

少しずつ食事を変えていったら、やはり好みも変わり、以前は大好きだった菓子パン系、今では全然食指が動きません。
今は断然、リーンなハードブレッド。それも全粒粉やライ麦などのものじゃないと、物足りなく。じっくりと噛みしめて初めてわかる、あの味と歯応えが大好きなのです。

で、先日から恐る恐る始めてみたのが、天然酵母でのパン作り
白神こだま酵母から始まって、ホシノでのパン作りに取りかかったばかり。そしてすでにその数回で、天然酵母の美味しさにはまってしまっているのです。

イーストよりはずっとマシ、とはいえども、やはり体内のエネルギーを滞らせてしまうという、「焼いた粉食品」であることは変わりはないのですが。
それでもなんというか、天然酵母のパンを食べる時に感じる、「命アルモノ」をいただく、という気持ち。噛みしめて大事にいただきたい、という気持ちを生んでくれることが嬉しくて。

焦って断つことはしたくないし、意志薄弱な私にできるわけもないので(おい)、この気持ちをスタートに、また新しいパンとの付き合い方を探していこう。そんな気持ちで作ってます。


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昨日仕込んで、夜のうちに発酵させて、今朝焼き上げた、ホシノ天然酵母を使った、ライ麦のミニバゲット2本。
1つは大好きうーらさんのレシピの、オニオンきのこペーストをたっぷり塗った上に、スライスしたアボカドをのせて。
もう1つは無糖のアーモンドバターを塗って、軽くソテーしたりんごとバナナのスライスを。陰性フルーツ、少しでも陽性化の試み、なんつって。
蕪やにんじん、キャベツ、セロリなど、数種類の蒸し野菜を沢山添えて、パン食だけど味噌汁も添えて、朝食に家族で食べました。

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身体が欲しがるものを、身体の声を聞いて。
それがいつかもっと自然にできるようになること、が、とっても遠い目標ですが。
その声がゆっくり変わっていく様子が、パンがじっくり発酵していく姿と重なって、思わず笑ってしまった朝でした。
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by circle-base | 2008-03-14 12:35