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カリフォルニアの空の下、身土不二に一物全体で。料理とお菓子作りの記録など。メイン日記はhttp://senrufan.exblog.jp/にて。


by circle-base

マルメロをジャム、に

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ファーマーズマーケットで、初めて買いました。
マルメロ、または花梨(かりん)。英語ではQuinceと呼ばれます。

以前行ったイタリアンレストランで、デザートにこのQuinceを使ったタルトが出たことがありまして。
梨に似たしゃきしゃきした食感が印象的で、一度実物を手にしてみたいと思っておりました。

ところが、周りのスーパーでは見かけたことがなく。あまりポピュラーではないようで。
いつか会いたいと思っていたら、マーケットのとある屋台で、籠に盛られたマルメロを目にすることができたのです。これも引き寄せの法則(違)

屋台の人に、お薦めの調理法を聞いたら、生のままだと酸っぱくて固くて食べられないので、砂糖と一緒に煮るのがいいわよ、とのことで。
帰宅してからレシピを検索してみたら、なんとしょっちゅうお世話になっている素敵ブログ、「ギリシャのごはん」さんにありましたよ。
こちらの「マルメロの砂糖煮」を参考にさせていただくことにします。


良く洗って切ってみて、欠片を口に入れてみたら、確かに固い歯応えですが、生食できないほど酸っぱいというわけでもなく。
でも、梨やりんごに比べて、甘味が薄いのも事実ですね。

こちらのレシピのありがたい点は、最初に剥いた皮と芯を煮込んで、その汁を使うこと。
普段私が果物を使う時は、大抵のものは皮付きのままですが、さすがに芯までは食べられず。これは皮は剥くにしても、一物全体で使えるところに嬉しくなったのです。

小さく切った実に、煮込んだ汁と甜菜糖を加えて。
ちなみに入れた甜菜糖は、レシピが果物の半量のところ、10分の1ぐらい、だったかも。大抵は果物の甘さそれだけで、私達には十分だったりするので。

ことことと1時間ほど煮込んで、最後にシナモンとレモン汁を加えました。
煮込んだ汁が、マルメロに含まれるペクチンで、冷めるとジュレのようになる、とのことでしたが、さすがに砂糖が少なすぎたせいか、冷めてもさらっとしたまま。
しかし予想通り、甘さはこれでも強いぐらいだったので、次回があればもっと減らしてみようと思います。

しゃっきりの歯応えが残って、アップルジャムのような美味しさです。

マルメロをジャム、に_b0121071_108663.jpg

by circle-base | 2008-10-15 10:05